3回連続講座の第2回に行ってきた。
講座の趣旨は、協働の作法を学ぼうというもので、第2回の今回は、問題解決の技法を1日という短い時間で概観した。
「エコロジカルな街をつくる」というテーマを設定していた。グループのメンバー全員が共同で論点を抽出し、抽出された各要素を関連づけ、関連図のなかでの枢要の要素に着目して解決策を洗い出してゆく、というフローを想定したようだ。
きょうは、講師は実験的なチャレンジだったと言っていたが、結果としては、実験的すぎてハズレだった。期待していたのに残念だった。よく睡眠学習をさせていただいた。
ハズレの最大の原因は、論点を抽出し関連づける、最上流の過程にある。
よく知られるK-J法では、とにかく論点を「数多く」可視化してグループ化する手法を取るが、場に情報が出すぎて、数多くの論点をグループ化する「作業にエネルギーを取られすぎる」欠点があるので、今回の実験的な手法が企画されたのだという。
今回の実験的な手法は、グループ化の基礎として、1人幾つかの課題要素を提示することは「K-J法」と変わりないが、3つほどの少数に絞りこみ、場に出た「3つ×人数分」程度の各情報の因果関係について討議し、関連図へ図化する点が、ポイントだった。
だが、いかんせん、場にあるカードの情報量が少なすぎる。可視化できていない裏情報が多すぎ、関連図を作るところまで進めない。その手法でうまくやるには、裏情報をきちんと相互に伝達するスキルが求められると思う。だが、これを初心者に求めるのは過酷である。
だが、実施側のジレンマも理解できる。場に出された情報が多すぎると収拾がつかないし、情報が少なすぎると不可視の情報が多すぎて収拾がつかない。両方を満足しながら、汎用性のある方法として使える実用レベルのモノは多くないのだろうなあ、とも思った。
仕事などの実務では、グループで実施したほうが最も有用なのは、せいぜい論点の洗い出しと、ラフなグルーピングまでである。それより下流の論点抽出なり問題点整理は、さらに少数の1~2人でやる。下流工程で複数人がかかわると、瑣末な要素を大胆な切り捨てることができないので、論点が収束しないので、全員参加の迂遠な過程は、「やっていられない」からだ。
つまるところ、組織的決定においては、全員参加型に要する迂遠な過程を省略し、整理された論点を全員にフィードバックして微修正するくらいしか、事実上できないのではないだろうか、とも思った。
問題解決技法の難しさがよく認識できた1日であった。
実験台は、大変だった。
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