公務員クビ!論(中野雅至、朝日選書)
著者の中野さんは、あらゆる公務員を経験した、異色の人である。
奈良の大和郡山市役所に在籍中、国家公務員Ⅰ種試験に合格し、厚生労働省のキャリア官僚に転進。国の出先機関と霞ヶ関の両方で働く。また、国家公務員からの出向として県庁にも在籍したことがある。
ちなみに、今は、兵庫県立大学教授という、「教育公務員」でおられる。
著者は、公務員には「受難の相」が出ているという。累積する財政赤字や高齢化の進展を考えると、「成長産業」であるとは思えない。
また、どれだけ強大な権限をもっていても、公務員機構は、民主主義社会では正当性を持たない。巨大な公務員組織を有効に活かすのは、有権者に選ばれた、政治の力量だと思う。
というわけで、道路特定財源制度は、政治の力で一般財源化するべきだ。
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コメント
通りすがりの者です。
実は、中野先生の『公務員クビ!論』と同時期に、光文社新書から『実は悲惨な公務員』という本を出しております。
http://www.amazon.co.jp/aa/dp/4334034438
中野先生の本が大上段からグランドデザインを語る本なら、拙著は泥臭い公務員の実情を語る本。
言い換えれば「お役所バッシングの勘違い」を正す本でもあります。もしよろしければ、こちらもご高覧いただければ幸いです。
なお余談ですが、『公務員クビ!論』はソフトバンク新書ではなく、朝日新書ですので、念のため。
投稿 山本 | 2008年3月29日 (土) 14時29分
コメントありがとうございました。
>光文社新書から『実は悲惨な公務員』という本を出しております。
著書を出されたのですね。機会があったら、本屋で手に取ってみます。
amazonの書評を見ると、公務員から民間に転職されたとのこと。きっと、体験に基づいたことが書かれているのでしょうね。
>、『公務員クビ!論』はソフトバンク新書ではなく、朝日新書ですので、念のため。
ご指摘ありがとうございました。
記事を修正しておきました。
投稿 たか@神戸 | 2008年3月29日 (土) 21時56分